婚約に届け出は必要?婚約時の書類について

公開日:  最終更新日:2015/08/21

結婚の前段階である婚約。何か必要な書類はあるのでしょうか。また婚約とは何をもって婚約となるのでしょうか。幸せいっぱいの状況では考えられないとは思いますが、万が一、婚約破棄となる場合も含めて知っておいた方がよいことをまとめました。

押印

「婚姻届」はありますが、「婚約届」はありません

結婚をした際に役所に提出するのは「婚姻届」。こちらは法的な拘束力がありますが、結婚の前段階である婚約をした際には特に役所に届け出る必要はありません。特に何も提出しなくても、あなたのステータスは「恋人」から「婚約者」へと変わります。そこからすべてがトントン拍子にすすめばよいのですが、例えば何らかの事情で、2年間は結婚できないという状況になったりした場合、口約束だけでは不安に思う方もいるかもしれませんね。婚約成立後は二人にとって将来の円満な結婚生活に向けて努力をする義務が生じます。ただし、結婚の履行は義務ではないとのこと。解消や破棄という言葉あるのでご存知かとは思いますが、婚約には強制的に結婚を履行させる力はありません。

届け出がなくても「口約」で婚約成立、破棄で損害賠償の対象に

届け出は必要ありませんが、口約で「結婚しよう」と約束した時点で婚約は成立します。結納などの儀式や婚約指輪などの贈り物をしていなくても婚約は成立するのですね。ですから、口約束だけだったとしても婚約の解消や破棄などの問題が発生した場合、損害賠償の対象になるということです。しかし、二人だけの間で交わされた口約だと、どちらか一方が婚約成立を認めない場合、第三者に対して婚約成立を証明できなければ、単なる自由恋愛における別れ話と判断されてしまうケースもあります。では、二人の合意を第三者にも客観的に示せるような方法はないのでしょうか?意外と自然な流れに則っていれば、大丈夫そうなことばかりですが、念のため知っておいても損はないと思います。

口約束

基本的には口約束で婚約は成立します。結婚についての会話の録音や、メール、日記などの内容によっては、第三者が客観的に判断できる証拠となります。

当人の親、親戚、友人、職場への紹介や挨拶をする

婚約者として紹介や挨拶をしている場合は、婚約が成立したとみなされます。ただし、「婚約者の〇〇さんです。」や「娘さんと結婚させてください。」などは認められますが、「真剣なお付き合いをさせていただいています。」や「大切な人です。」のような場合は交際相手として紹介したとみなされ、婚約成立とは認められませんので、注意が必要です。

婚約指輪の購入

当然といえば当然のような気もしますが、婚約指輪の購入は婚約成立の証しになります。ただし、記念日のプレゼントなどの指輪では婚約成立の証明にはなりませんので、ジュエリーに疎い男性がうっかりファッションリングを買ってしまったりした場合は要注意です。

新たな生活環境

結婚に向けて新居を購入したり、マンションへの引っ越し手続きをしたり、家財道具を購入したりするなど、新しい生活環境が形成されていると認められる場合は基本的に婚約成立の証明となります。ただし、婚約の合意がなく、一緒に生活をしている場合は「同棲」であり、婚約成立とは認められません。

結納

婚約成立を立証できます。

式場の予約

婚約を立証できます。予約ではなく見学のみの場合は、個々の状況からの判断ということになるかもしれません。

いかがでしたか?口頭でのプロポーズの後、まずまず定番の流れを踏んでいれば問題はなさそうですよね。それでも、親や友人への紹介は無し、婚約指輪も無し、結納も無し、新しい生活や結婚式への準備もまだ・・・という方がいらっしゃいましたら、「婚約証書」を作成してみてはいかがでしょうか。

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届けの代わりに「婚約証書」はいかが?

お互いの気持ちを確かな形に。婚約指輪を購入するまでの間は、婚約証書を作ってはいかがでしょうか?プロポーズを受けた記念日を形として残せるというとロマンチックに聞こえますが、男性の中には婚約段階から後々トラブルになった時のことを想定されているような気がしたり、なんだか試されているようで腰がひけてしまう人もいるかもしれませんね。ですが、入籍まで一般的な期間より長く待たされる女性や、結納や婚約指輪もなくて寂しさを感じている女性にしてみたら、それくらいの男気は見せて欲しいような気もします。
ちなみに、婚約の成立を証明する証書は市営や県営の住宅を借りる際に提出が義務付けられていることが多い、同居予定親族者であることを証明する書類でもありますので、入籍はまだ先だけれど、空き募集を逃したくないカップルには必要な書類です。婚約証書は役所に提出する婚姻届とは違い、公的に統一された証明書用紙はありません。ご自分で作成することも出来ますが、公式証書にするなら行政書士に作成をお願いすると確実です。

以下は自分で作成する場合の婚約証書の基本様式です。

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                    婚約証書



私たちは、互いに結婚することを約束し、○○年○月○日までに婚姻届を提出し、夫婦になることを誓約いたします。

平成○○年○月○日(誓約した日)


夫となるもの 住所
氏名                   ㊞
生年月日


妻となるもの 住所
氏名                   ㊞
生年月日


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署名は必ず本人自筆で行い、後から加筆・訂正した疑いが起こらないようにコピーを取っておくことをおすすめいたします。

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